空の思想は無条件の愛へと繋がる

「空」というと悟りを開いた仏僧や東洋哲学の思想と思われますが
実は私たちの生きる現実ととても関わりが深いのです

例えば「空」の思想の一つに

「独立した実体がない」という考え方があります 
これは物事は単独で存在することはできず 必ずご縁の中で存在するということです

何もない場所から「あなた」は生まれません

あなたのご両親がいたから、あなたのご両親を生み出してくれたお祖父様 お祖母様がいらしたから そしてさらにお祖父様のご両親が、とご縁が繋がってきます
誰一人欠けることができない中であなたが存在します
あなた単独では生まれることは出来ないのです

あなたの庭にトマトが植えてあるとします 
トマトに必要なのは、トマトの種です 種だけでは 時間がたてば干からびてしまいます

土があり 土に微生物がいて 雨が降り 太陽があり、そもそも、地球があって太陽系があってと遡れば あなたの庭に植えてあるトマトもご縁の中で存在しています

これが「そのものだけでは存在できない つまり 独立した実体がない」ということです 

土も微生物も雨も太陽も、お互いに無条件に支え合って地球を構成しています

セルフアウェイクを実践することはこの世界の成り立ちを理解することです

セルフアウェイクは家 車 飛行機 現実の目に見えるものと 影になっているものに光を当てていきます

この世界にあるものは誰かが誰かのために考え作られたものです 

疲れた体を休め 家族が安心して過ごせる場所が家です
車は生きた馬ではなく、もっと遠くに早く走るように作られました
海を渡って遠い国へも行けるように飛行機が作られました

誰かの思いが形になったものなのです

「空」の思想は誰かが誰かのため
私たちはお互いに支え合って生きている 
ご縁と無条件の愛の仕組みを理解することなのです

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