統合と具現化の関係は

統合とは「統合された唯一の意識」へと自分の意識を戻していくものです。

統合された意識には善悪はなく、この世界のコロナも地震も、すべては統合された意識の中で起こっているドラマという見方になります。

具現化、引き寄せはその名前の通り、現実を自分の思うように整えていくツールです。

統合と具現化、引き寄せが混同されやすいのは、統合を起こして内側を整えていくと簡単な引き寄せ、具現化なら出来てしまうからです。

わたしは長くこの道に迷いこみました。

「この世界がイリュージョンと知っていれば具現化をして楽しんでもいいのでは?」「引き寄せをしても良いですよね。どうせイリュージョンなのだから」

もちろんそうなのですが、わたしの経験から言うと、パワフルな意識を現実へと合わせると、容易に結晶化し「①統合と現実の答え合わせを始めて、整っていないのは統合が出来ていないからと思い始める」「②他者の現実を見て、ジャッジが始まる」「③いつのまにか人をうらやみ、自分へのダメ出しを始める」「④もっと良い引き寄せと我欲にまみれる」となってしまうのです。

そうして「統合されたワンネスの意識へ向かうための統合」ではなく「現実を自分の思う通りに整えるための、欲望を叶えるツール」へとすり替わります。

引き寄せ、具現化ができて一喜し、そうならなくて一憂する。

いつも平和であるという意識から遠く離れていきます。

どんなに引き寄せをしたくても、他者の学びを思うように整え引き寄せ具現化することはできません。

子供の病気、結婚、その他の子供の学び、両親の寿命、生き方、誰もが今回の人生で学ぶことがあるので引き寄せ、具現化ではどうにもならないことはたくさんあります。

統合を起こすことはすべての人生に祝福と敬意を送ることになります。

具現化のスピードが速くても、思ったことがすぐに形になっても、わたしには興味がありません。

目の前にやってきたことをちゃんと自分で精査して、自分で選んで実行していきます。

一昨日の明け方、ある場所が浮かび、「あぁ、行ってみたいな」と思いました。

でも、その場所はパワースポットとしてかなりの知名度らしく、インターネットの宿泊サイトを見たらこの時期なのに、ホテルは4月末まで満室です。

よく見ると、1月の末に一部屋だけ空いていました。

その日は唯一わたしが2日間のお休みを取っている日程でした。

思ったことがすぐに形になって現れました。

でも、「もう一度立ち止まって、統合を起こし、わたしどうしたい?」と自分に聞いたところ、「今月は家にいよう」と自分が言いました。

ホテルの予約はしませんでしたが、とてもスッキリしています。

そういうことなら、何もしないでただ、ここで平和でいるだけかと言ったら、そうではなく、「何にも捕われないで、純粋にやりたいからという気持ちで自由に動く」のです。

「自分が1番スッキリとする心で純粋にどんどん行動していくのです」

「何にも捕われないで、自由にたくさんの望みと願いを持つ」のです。

3月上旬に新刊が発売されます。

いつか本を書くことはわたしの望みで願いでした。もう3冊も書かせていただきましたが、あと何十冊でも望んでいます。

平和で穏やかで安定した心でいたいという方々にもっとたくさんお伝えしていきたいという願いがあります。

女神、スターシード、龍神、宇宙人、極化、引き寄せこういった目立つフレーズがない統合には一見華やかさはありません。

けれど、どっしりと安定し、いつも心は穏やかで幸せに包まれ、すべてに敬意を払える心はどこにも売っていません。

方法さえ間違わなければ「誰もが必ず得ることができる成熟した美しい心になれる統合」は魔法だと思っています。

わたしはいつも、望みと願いを持ってもっとその先を知っていきたいと思っています。

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