悟りとは縁起の中で生きていると実感すること
悟りとは「私たちは1人で生きているのではなく 必ず ご縁の中で生きている」と実感することです
あなたが朝 起きた時の家は誰かが作ってくれたものです
家を構成している柱も 壁も 屋根も カーテンも あなたが作ったものではない
蛇口から出てくる安全な水も ガス台をつければ火が付くのも お鍋も
そこに入れる野菜も お米も あなたに巡ってきたものです
私たちはご縁の中で支えられています
一歩家の外に出れば 道路は歩きやすく舗装され
電車は時間通りに動き 電車の中には椅子があり
あなたを目的地まで運んでくれます
その間あなたは 読書をしても良し 音楽を聴いていても良し
読んでいる本は誰かが 溢れる才能を活字にしました
構成 印刷 物流を経て あなたの元に届きました
音楽は旋律という周波数からできています
孤独なんてあるはずもなく
孤独だと思っているのは自分だけ
誰もがご縁の中で生かさせていただいている
この世界には希望しかないのです
最近 私はモーツアルトにハマっています
18世紀に生きる人々の息遣いまで聞こえてきそうです
モーツアルトを聴いているとオーケストラという一つ一つの楽器が
まるで縁起の中で生きる私たちのようです
どの楽器が素晴らしいなどの優劣なく 指揮者というまとめ役も 楽器を奏でる方を最大限に活かすために存在している
調和が取れているからこその美しいハーモニーが奏でられるのです
皆がお互いに敬意を払う
悟りを得るとは「さ(差)を取ること」と言われています
私たちもお互いを敬い生きたいものです
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