嫌いな人がいますか?
あなたは嫌いな人がいますか?
どうしてその人が嫌いですか?
いつもあなたに高圧的だから、嫌みを言うから、見下すから、自慢するから、無視するからでしょうか。
でも、あなたが嫌いなその相手もあなたのことを、時間にルーズで、甘ったれで、社会人としての基本ができていないと思っているかも知れません。
傷つく必要はありません。
あなたの中のその人も、その人の中のあなたも、どちらも存在しません。
お互いの価値観とものさしで相手を見ているだけで、真実のその人を見ているのではないのからです。
あなたのお母さんはどのような人ですか?。あなたはお母さんについてわたしにいろいろ伝えてくれるでしょう。でもそれはあなたのお母さんではなく、あなたの価値観と想像とものさしで創り上げた架空の人です。
噂話しも、悪口もその人はあなたの想像上の人で、それぞれの想像上の人についてああでもない、こうでもないと話しているだけです。
もっというと、あなたの生きている世界はあなたの想像とストーリーで創り上げた世界です。
「違います。想像の世界ではなく、現実に色々起こっています」とあなたは言うでしょう。
出来事が起こっていないのではなく、実際に、通勤する電車は車両故障で遅延します。
お気に入りのランチのお店は不定休でお休みでしょう、思いもよらない経理ミスも、いきなりの残業もあります。
友人の突然の結婚報告もあるでしょう。
それらの出来事に対してあなたがどのような感情で出来事を見るかです。
感情は当たり前に発動するのではなく、あなたは自由な選択をしています。
だから人により味わう現実が違うのです。
電車が遅延したら「焦る」のでしょうか。
期待していたランチのお店が休みなのは「がっかり」でしょうか。
経理のミスやいきなりの残業は「頭にくるもの」でしょうか。
友人の結婚報告は「うらやましい」でしょうか。
「電車が遅延したらその旨を会社に速やかに報告する。ランチはせっかくだから違うお店を散策する。経理のミスや残業はそのようなこともあるのだと理解する。友人の幸せを願う」こういったことは考え方が違うのでも、わたしはそんなポジティブではないからではなく、あなたの使う感情がそうさせているだけです。
「わたしはこういう性格だから」「それは性格の違いだから」で片付けてしまうのはもったいない、あなたが自分の性格だと思っていることはあなたの思い込みです。
あなたの「これがわたしの性格だから」「当たり前」という意識はあなたの生きる世界を狭めてしまいます。
もっと自分自身の意識を自由にして良いのです。
子供がいても専業主婦でも、会社員でも、「わたしはこうだから」と縛り付けている時は意識を自由にしていくチャンスです。
心の鎖をほどいていくことはとても大切です。
引き寄せではなく、具現化でもなく、心身共に健やかに穏やかになることこそわたしたちの幸せです。
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