目醒めて生きる

自分の心を見失い、自分がどうしたいのか、どう思うのか解らず、出来事と情報と人の顔色と意見に振り回されて、勝手に発動する感情を使い、自分の意志があるようで実は意志のない生き方を「眠った生き方」といいます。

反対に「目醒めた生き方」とは現実をそのまま捉えて、自分はどうしたいのか、どう思うのかを心に問い、自動的に発動する感情や出来事、情報、人の顔色や意見に振り回されないで生きること、そしてかならずその生き方は「純粋」「平和」という意識に基づいていることです。

眠った生き方をしている時、人はとても苦しみます。

それはネガティブという感情に自分を預けてしまうからです。

わたしたちは空想したことさえも、「そうに違いない、間違いない」と決めてしまう力があります。

力を与えた想像はあなたの中で実際にその出来事が目の前で繰り広げられるようにあなたの心を揺さぶります。

人間はたやすくネガティブな感情に傾いてしまうので想像はどこまでもネガティブなものになり、見えない敵を作り、自分を追い詰めていきます。

問題は性格でも、エゴでもなく、思い癖でもなく、ただ、エゴの周りにあなたを守る城壁のようにネガティブな感情があるからです。

長い間、心の自分の声は誰かにその思いを聞いてもらうことがありませんでした。

あなたはなにをするにも思考と感情だけで選び、行動します。

どんなにそれは違うとエゴが大きな声で言っても聞かなかったから、無視し続けていました。

エゴという「インナーチャイルド、つまり心の声」はこれ以上傷つかないように守ることしかできなくなりました。

目醒めた生き方はネガティブな感情を手放して、しっかりと自分の思い、声と向き合うことです。

エゴ、インナーチャイルド、心の声は例えそれが具現化しなくても聞いてくれたということに満足します。

現実を見て丁寧にネガティブな感情を手放してあなたを取り戻していきましょう。

「こう考えたら楽になる」と思考で上塗りをして、自分を納得させても根本的に変わることができないのは、意識を変えないからです。

セルフ・アウェイク、気付きを起こして意識を変えて、意識の底上げをしていくことであなたの心は満たされていきます。

成熟した、一人の足で立てる人間になるからこそ、あなたの本当の人生がはじまります。

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