感情を解放して本質の核を知る
感情と思考を3次元の角度から見てみます。
「わたし」という意識には「思考と感情」がセットになっています。でもこの思考と感情はわたしのものであるはずなのに、わたしを見失わせてしまいます。
それによって大事な仕事にミスをして取り返しのつかないようなことをしてしまったり、激情にかられて口にした言葉で人間関係をめちゃめちゃにしたりと思いもよらない人生になってしまいます。
思考と感情がセットで動いている時は、直感だと思っていたものも実は「損得、正解不正解、成功失敗」という過去の経験値からはじき出されています。
思考の誤作動を止めて、感情という武器を横に置いて「本質の核」であるためには何よりも「0の状態」が1番大切です。
0の状態はダイレクトにワンネス、源へと繋がります。
ここにいるからもう揺れる感情が出ないのではなく、すでに装着して、手に持っているものが解放されるために上がってきます。だから感情を体験しないで手放していくのです。
0の状態にいないと、思考とエゴは「外から被害を受ける」という思い込みの夢を見続けます。
いつも戦闘態勢で気が休まる暇はなく、それぞれの人が平等に学ぶ現実は、あなたを追いつめるモンスターへ変わります。
目の前に繰り広げられる出来事はあなたの無価値感と罪悪感で彩られ、中立なんて思うこともできません。
その状態で統合を起こしても、湧いた感情を解放して落ち着いてをただ繰り返しているだけで目醒めには繋がりません。
大切なのはしっかりと目的地を決めることです。
「どう在りたいか」
きっと最初は無我夢中でしょう。
0にいてもどんどん感情は溢れて、思考は騒ぐかもしれません。
でも、大きな感情は必ず終わる時がきます。
感情を解放して、本当の声を聞いて、本質の核へと向かうのです。
いつか聖なる自己へとすべてが統合されていくまでに、あなたはこれまで感じたことのない「美しい瞬間」に立ち会います。
「わたしの中にこんな純粋な場所があったのだ」と。
その瞬間は何度もあなたに訪れます。
世界の美しさと慈悲と慈愛に気付き、ある時に「わたしの居場所はここだったのだ」と深い安堵の中で、あなたは花開くように目醒めるでしょう。
光と闇のコントラストがあるからこの世界は等しく陰陽の中で完全に美しいのです。
光も闇も、すべて本質という唯一の核が生み出した、一点の完全なのですから。
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