この世界が平和になりますように
「世界平和」を求める心はきっとたくさんの人々の中にあると思うのですが人間としての生業(なりわい)なのか、「平和」を意図しながら「真逆の現実」へと意識を向けていきます。
例えば、あなたは布団や食用とされる動物の苦しみや、闘うためだけに生まれた子供たちがいかに悲しみの中で命を失っていくのかを伝え「羽毛布団は使わない、動物は食べない。子供が可哀想だ」と声を上げていく。
あなたが「動物を食べるあなたたちは残虐だ」と叫べば反対に「そういうあなたはこれまで一度も小さな命を殺したことはないのか、アリを踏みつけたことはないのか?ハエは?蚊は?動物を食べるのは残虐で野菜の命を食べることは良いのか?」と争いになります。
問題はそれが起こった次元では解決しないのです。
動物たちの苦しみ、子供たちの悲しみもわたしは充分に知っています。
でも起こった出来事と同じ次元にいても物事は何も解決しません。
同じ次元では正義、闘いという感情から物事を見て必要のない争いを生むだけです。
あなたが動物や子供の気持ちになりかわり、世の中の残酷さを訴えても、あなたの中の鏡がそのまま同じエネルギーで現実を映してしまいます。
わたしはそれらを容認しているのではなく、根本的にもうそんなことを生み出さない世界へ向かいたいのです。
動物の命をかけた無条件の愛を、痛みを持ってカルマを解消することを選んだ子供の人生をもう完了して欲しいと心から願っています。
わたしたちは意識を向けた先が強く結晶化していきます。
だから、まずはあなたが「平和」を結晶化して欲しいのです。
人間は心に残酷さを持っています。
残酷なことを目の当たりにすることで心が高揚します。
動物の痛みや短い時間でここを去る人を見て「可哀想だ、こんな酷いことがなぜ起こるのか」と話を聞きながら少し心が高揚しているのです。それは地球が二つの感情を同時に感じることができるから、恐怖という重い波動と高揚という陽の波動、真逆の性質を感じられるからです。
繰り返しテレビやネットニュースにそれは流れ、あなたの感覚をマヒさせていきます。
この仕組みは誰が悪いからでもなく、人間とはそういうものです。
でも、もう終わりにしたい。
すべての命を大切にしたいのです。
もう、終わりにしたい。
目に映らないほどの小さな命も大切に思える世界になって欲しい。
いつか人は必ず人間の人生を終わりにして、心を整えて覚醒、悟りへと向かっていく、それは必ず誰にでも訪れる。
あなたは周りを置いていくのではなく、あなたがまず先に目醒めるのです。
意識を変容して、どこまでも細やかにしてください。
そうして無償の愛へと向かいながら、この世界の問題を溶かしてください。
長く閉ざしていた瞳を開いた世界は自然と調和し、すべての命ある存在がサークルオブライフの中で手を取り合っているでしょう。
愛を知る道にようこそ。
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