もう一度初歩から ③

繰り返し感じてしまう苦しい感情があります。
ただ、外すだけでは感情から抜けていくことはできません。
気付くから、納得して抜けていけます。

大半、人と自分を比較してしまうこと、人の行いに対して許せないと思うことがわたしたちに苦しみを生み出します。
自分にも人にも「期待をして失望する」を繰り返すのが人間という生き方です。ここで伴う「怒り、嫉妬、悲しみ」などはと手放して、「わたしはもっと自分を見て欲しかったんだ」「小さな時お母さんに目を見て話しを聞いて欲しかったんだ」そうだったのか。という納得の元で感情は完了していきます。

人間は自分を失くして人のために生きるという教育を受けます。
小さなころから「まずはお友達のことを考えましょう」「人の気持ちになってみましょう」こういった訓練を受けてどんどん自分をないがしろにしていきます。

誰かのために歯を食いしばり努力をし、誰かのために自分を犠牲にします。

そしてある時にプツンと電池が切れてしまうのです。

自分のために自分の心と感情を整えると決めてください。
感情を毎瞬扱っていれば、だんだんと現実との間に隙間が出来始め、次に使おうとしている感情もわかってきます。

自分を縛る鎖をあなたの意志で解いて、心はどこまでも伸びやかになっていきます。
だから目の前の現実が色鮮やかに美しく見えるようになります。

家族を起こし、朝食を作り、会社や学校に送り出して、家事をして、自分の昼食を作り、夕方にはスーパーに行き家族の夕食を作る。
毎日同じことの繰り返しの中でも、同じことを繰り返していないことがわかります。

今、わたしはエネルギー調整のために少し自分の時間を長く持っています。家族はいるので毎日同じことを繰り返していますが、一瞬一瞬が目新しく、同じことはどこにもなく、窓から見える青空の色、雲の形、年末に向かう空気、犬たちの成長を見ています。
何もない時間の素晴らしさに毎日心から感謝をしています。

ゆっくりと呼吸をして、深く息を吸い込んでみてください。
穏やかで、柔らかく優しい感情があなたを満たしていくはずです。

それが本当のあなたの姿です。

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